kiyomaro's diary

Road of Resistance

神馬@京都

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千本中立売の神馬へ。店先で開店を待っていたら、16:55頃に若旦那風の男性が暖簾を出した。「予約されてます?お一人でしたら予約無しでも入れますよ」、週末は二週間くらい前に予約で埋まるけど、今週は桜とGWの観光シーズンの谷間で奇跡的に空いてたらしい。まずはお通しとキリンでスタート。先ほどの若旦那は、四代目さんでしたか。

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鯖きずし、確りと酢〆されたタイプ。注文するとすぐに出てきた。あらかじめある程度の量の皿を作り置きするタイプなんだ。旨いから文句なし。

「お泊りはどちらです?仁和寺?、あぁブラックとか何とか問題になってましたけど…(以下自主規制」、なるほどなぁ。

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筍の造り、程よい苦味が春だね。皿のデザインが良いなと見入ってると、お隣の常連爺さんが「観世水」という光悦から続く伝統的なパターンだよと教えてくれた。下ネタ連発のただの爺さんだと思ってたけど、老舗の帯屋の旦那さんよとこっそり女将に耳打ちされた。へぇ~。

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目の前の大瓶は何ですかと聞いたら、大量のレモンは金宮で漬けてあってチューハイ用ですと学生バイトさんが教えてくれた。接客係の学生バイトさん2名、とても優秀で、とても可愛い(笑)、これだけ健気に頑張ってるバイトさんはそうそうお目に掛かれませんぜ。女将さんの教育が徹底しているんだろうな。良いお嫁さんになりそうです。「な?ええやろ?オレもあと40年若ければプロポーズしてる、間違いない」と帯屋の旦那。分かります分かります。でもそう言う旦那にはとても出来た京女の奥様がいらっしゃるのよとまたしても女将の耳打ち。

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甘鯛の酒蒸しはアタマと身を選べるそうで女将に勧められたアタマを注文、ホロホロの身と淡くも深い京都の出汁を楽しめる一皿、うんめぇなおい彦十のとっつあんと鬼平になってしまった。カウンター対面で甘鯛の塩焼と酒蒸しを迷ってる客に女将は「塩焼は家でもできる、酒蒸しは料理屋じゃないと無理、出汁がつくれないでしょ」と説得力ある一言。もちろんその客が頼んだのはアタマの酒蒸し。

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京都の酒6種ブレンドの燗を3本。どこか一蔵に絞るとカドが立つから6蔵をブレンドしてしまったという逸話。柔らかな甘い口当たり。

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御主人は昨年末に亡くなられたそうですけど、女将と息子の四代目が確りと店を守っていた。最後にチューハイ(ジョッキで出てきた)を一杯頂いて、お勘定は7,880円。見ず知らずの人も片寄せあい仲良く、古いお仲間も仲良く、笑顔で帰る酒場。帯屋のU野さん、ありがとうございました。

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太田さんが活動初期から推していた神馬、ようやく呑めましたよ。御馳走様でした。